じょじょ’s blog

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☆京都大原:水墨画の世界 実光院の不断桜

 

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                                  大原三千院の北側にある天台宗の寺院です。

三千院の参道を進んで三千院の前を通り過ぎ、律川にかかる赤い橋を渡った先です。

 

 

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                                                               正面は勝林院

 

              実光院は、すぐそばにある勝林院の子院として建立されました。

勝林院は、仏教音楽である声明(しょうみょう)を伝承するために平安時代の中期に建立された寺院で、

子院である実光院、宝泉院を含めて天台声明の根本道場として知られています。 

 

天台宗の法要儀式に用いられる仏教声楽を、「魚山声明(天大声明)」といいます。

「声明」とは、経典や高僧が著した論釈の文言に、独特の旋律を付けて唱えることを指す言葉です。

大原で伝承されてきた「魚山声明(ぎょざんしょうみょう)」は、

平安時代に慈覚大師円仁(794~864)によって唐から伝えられました。

「魚山」とは、中国山東省に所在する声明の聖地「魚山」の名にちなんだものです。 

 

 

 

 実光院は魚山大原寺 勝林院を本堂におく僧坊のひとつ。

 
本尊は地蔵菩薩座像で脇には不動明王像と毘沙門天像を安置。

 

 

 

 

 

 

 

江戸時代後期の作庭で、律川より水を引く心字の池を中心とした。

旧普賢院以来現存する池泉鑑賞式の「契心園」 ですが・・

凍った池の中の鯉はどうしているのでしょうか?

 

 

 

 

 

 欄間には江戸時代中頃に狩野派の絵師 「三十六詩仙」が飾られています。

 中国の漢から宋の時代に至るまでの歴代の詩人。

 

 

 

 

 客殿の西側には、勝林院の子院であった旧理覚院の庭園は銀幕の雪景色。

池泉回遊式の庭園ということですが、歩きにくい!積雪何センチでしょうか?

ザクザク歩き、不断桜や残り柿を撮ってみました。

 

 

 

 

 

 

 庭園の中央に植えられた不断桜(ふだんざくら)は、初秋から翌年春にかけて花を咲かせる。

ヤマザクラオオシマザクラの交雑種。

 三重県鈴鹿市に原木があるそうです。

主幹がなく、横から徒長した枝により株立ち状に成長しています。

 

 

 

 

雪をかぶった不断桜 

 

 

↑   実光院Facebook 拝借しました(;´∀`)

 

 

 

 

餌が豊富なのか残り柿ですね、(これから?)

 

 

 

 

 

 参考文献 HP

 

  = 御朱印 =

 

 

 

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